東洋医学に属します

鍼灸

美容と健康に効果が期待

中国の王朝の一つである漢の時代には、鍼灸に関する記述が残されており以降も、技術と知識は進化を遂げ現在も活用できる古典医書も書かれました。遣隋使と遣唐使は伝来すると様々な知識と技術を日本に伝えましたが、鍼灸に関することの諸々も例外ではなかったのです。奈良時代に成立した日本書紀にも記録は残されていますが、民間レベルではそれよりもずっと以前に伝播され広まっていました。そして室町時代から戦国時代にかけて、中国と朝鮮半島から書物が多量に持ち込まれ日本における鍼灸が大きく発展したのです。しかし江戸時代に幕府が盲人の専門職という位置づけをしたことで、他の国の鍼灸とは一味違う技術を確立させました。それはそれまでの大陸の常識であった、見て刺す技法から視覚を失っている盲人が触って刺すことを修練したことです。この技法は指先の感覚が鋭い盲人ならではの技術となり、今日の鍼灸医学につながる道を切り開くことになりました。現在では鍼灸師は国家資格となったので、鍼灸師養成施設で単位を取得することで受験資格が得られます。なお日本国内では正式には鍼灸師という資格は存在していないので、はり師ときゅう師という国家資格を取得することになるのです。試験は年に一度あり2月の下旬頃に実施され合格すれば、鍼灸院や医療施設で従事することができます。西洋医学が明治時代に入ってからは、東洋医学に属する鍼灸はどちらかというと不遇な状態にありました。しかし近年になってその技術と知識が見直され始めており、美容や健康に効果が期待できるとし注目度が高まってきています。これから先どんな職業に就こうかと迷っているのなら、一考の価値があるジャンルです。